就職活動において、何社も面接を受けることは珍しいことではありません。
そのため、面接で面接官に「他に企業は受けていますか？」と聞かれることは意外と多いです。何十社を受けても実際に内定がもらえるのは1〜2社ですし、内定獲得率をあげるには数社を受けるのは当然です。
正直に伝えてもいいのですが、伝え方によっては不利になることもあります。
企業側が他に何社受けているかを知りたいのは、内定を出しても本命が受かったら内定の辞退をされてしまうためです。
そのために他の企業を受けたか聞いているのです。
この記事では
- なぜ面接でほかに受けている企業を聞くのか
- 面接でほかに受けている企業を聞かれたときの答え方
について解説していきます。
なぜ面接で他に受けている企業を聞くのか
面接では他に受けている企業について聞かれるは多く、避けては通れない質問です。
選考の段階が上がっていくにつれ、この質問を受けることが多くなります。
それはなぜでしょう。
志望度の高さを知るため
面接で他に受けている企業を聞くのは、志望度の高さを知るためです。他に受けている企業を聞くことで、この会社の本命度を確認しているのです。
他者を褒めると、ここは滑り止めなのか、と相手に悪い印象を与え、内定がもらえないことになります。
他に受けているからといって志望度が低いと言うわけではありません。動揺する必要はありませんので、堂々と答えることが大切です。
動揺すると、他のところが本命なのかと勘繰られる可能性があります。
内定を出せばきちんと入社するかを判断するため
採用するにはたくさんのコストがかかっています。
面接官はこの人が内定を出したらきちんと就職してくれるのか判断しています。
内定を出してキャンセルされることも想定して採用はしていますが、あまりにもキャンセルされると内定者が足りなくなります。
ですので、内定したい人間には他の企業をどれだけ受けているのかを知りたいのです。
もしこれを聞かれたら今面接中の企業への志望度の高さを上手に伝えましょう。
他社の選考状況を伝えながらも、「御社に対して志望度が高い」と言うことをアピールすることが大切です。
説得力のない志望動機では面接は突破できない
なぜこの企業に入りたいのか、企業研究をして、この企業でしか自分のやりたいことをやれないと言った熱量と説得力のある志望動機を伝えましょう。企業を説得することが必要です。
就活の軸を知るため
他に受けている企業を聞くことで、どんな仕事をやりたいと思っているか、どれくらい興味を持っているか、仕事への興味を知ろうとしています。
あまりにも他の企業との方向性などが違っていると、他の企業への興味のほうが大きいのではないか、闇雲に受けれる面接は受けようとしているのではないかと誤解されることがあります。
複数の業界にまたがって就活をしている場合には、それぞれの共通点を提示し、「自分はこの仕事がしたい」という軸をしっかり持った人間だと思ってもらう必要があります。
面接で他に受けている企業を聞かれた時の答え方
面接で他に受けている企業を聞かれると、どう答えようか迷ってしまいますよね。
他の企業も受けているとはなかなか言いにくいものです。
しかし、他に受けている企業がある場合、正直に答えましょう。
他の企業を受けている志願者は沢山いますし、併願している人がほとんどです。
他を受けていると言ってもマイナスにはなりません。
しかも、他の企業は受けていないと言うと、就活に意欲がないと思われてしまう可能性もあります。
他の企業を受けている方は嘘をつかず、正気に答えましょう。
しかし、あまりにも多くの企業を受けていると、内定を出してもきてくれないと思われてしまいます。
ですので、たくさんの企業を受けている場合は、直近で選考を控えている企業や、選考が進んでいる企業の2社くらいを言うといいでしょう。
企業をバラバラに答えるのではなく、業界や業種を添えて回答しましょう。
今受けている業界が統一されていると、本当にこの業界に入ってきたいんだなと思われますし、バラバラだと本当にこの業界に来る気があるのかと印象が悪くなってしまいます。
他の企業も受けている場合、就職の意思を確認する場合も多いです。
内定をだせば就職するかどうか意思を確認されると、本命でなければうろたえてしまうかもしれませんが、迷うことはありません。
その時は自信を持って答え、全て第一志望のつもりで答えましょう。
迷っていると、どれも内定を逃してしまいます。
まとめ
この記事では
- なぜ面接でほかに受けている企業を聞くのか
- 面接でほかに受けている企業を聞かれたときの答え方
について解説していきました。
他社を受けているか、ここで内定をだしたら就職するかと聞かれたら、内定を出してもいいかと考えている可能性が高いです。
他社を受けているのはめずらしいことではありません。
内定は多い方がいいです。
どの面接も本命だと思って受けるようにしましょう。