就活していると、面接は避けては通れません。
障害者雇用は一般採用より特殊なので、面接はないと思う方もいらっしゃると思うのですが、一般採用と同様に面接があります。
「人と話すのは苦手・・・」
「何を話したらいいのかわからない」
と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では
ここでは
- 面接の流れ
- 面接でよく聞かれる質問
- 障害者雇用特有の面接で聞かれること
を解説します。
面接の流れ
待機
まずは待機場所で待ちますが、この時も面接だと思ってください。見られている可能性が高いです。スマホを見ていたり、ダラダラしていてはいけません。しっかり背筋を伸ばして座りましょう。
他の面接を受ける方と話してもいけません。
静かに面接に呼ばれるまで待ちましょう。
入室
名前が呼ばれたら、次は入室をします。
世界的にはノックの回数はプロトコール・マナーではノックを4回とされています。
しかし、日本ではノックは3回するのがビジネスマナーとなっています。
ノックを3回して、「どうぞ」と言われたら入室します。
入って扉を閉めたら、「失礼します」と一礼してからイスへ向かいます。
座る前に「〇〇です。よろしくお願いします」
と名前を伝え、一礼してから、面接官から促されたあとに座ります。
面接
面接中、カバンは足の下に置き、姿勢を正しくして質疑応答をします。
どのような配慮が必要なのかを聞かれるはずですので、しっかり正確に伝えましょう。
障害を軽く言わないと面接を通らないと思われる方もいますが、ここで正しい情報を伝えないと、受かってから配慮不足で仕事を長く続けることが困難になります。
面接中は姿勢を正しくし、しっかり面接官の顔をみて質問に答えましょう。
面接については、基本的にメモは取ってはいけません。
しかし、重要なことでどうしてもメモしておきたいと言う時は、一言面接官に
「メモを取ってもよろしいでしょうか」
と確認をとってからメモを取るようにします。
退室
面接が終わったら、着席したまま「本日はありがとうございました」と一礼してから起立します。ドアの前まできたら、「ありがとうございました」と一礼し、「失礼します」と言ってから部屋から出ます。
面接でよく聞かれる質問
面接ではよく聞かれる質問があります。
これはしっかり押さえておきましょう。
面接官は、入社意欲と企業とのマッチ度をみたいと思っています。
面接でよく聞かれることは、
・自己紹介
・志望動機(どのようなところに興味を持ったか)
・長所、短所
・入社したらやりたいことは何か、この会社でどうなりたいと思うか
といったことを聞かれることが多いです。このあたりのことは、最低限準備しておきましょう。
準備には企業研究が欠かせません。企業研究は会社の社訓から業務内容など幅広く行い、入社したらやりたいことは、その会社でなければできないことを今後の目標にするといいでしょう。
しかし、企業研究は大変です。
障害者専門就職エージェントに登録し、援助を受けながら事前に企業の情報を教えてもらえることがあります。これで一人では進めにくい企業研究もばっちりです。
企業についてよく調べておけば、あらゆる質問にしっかり答えることができます。
また、転職される方は、今までの経験や知識を伝え、それがこの企業でどれだけ生かすことができるかをアピールするといいでしょう。
障害者雇用特有の面接で聞かれること
障害者雇用枠での面接では、必ず「どんな配慮が必要か」ということについて聞かれます。
障害者雇用では、合理的配慮といって、障害を持っていてもそうでない人と同じように働ける配慮をしなければならないのです。
障害について話をしたら、面接で落とされるかも…とウソをついたり、「配慮はいりません」と答えてしまうと、正しい配慮がなされず、長く務めることができません。
自分の障害の特性から必要な配慮はきちんと伝えて、「これをしてもらえれば、しっかり働くことができます」と前向きに締めましょう。
企業側は当然必要な配慮はしたいと考えていますので、必要な部分はきっちり伝えましょう。
障害者雇用なのですから、配慮が必要だから落とされるということはありません。
まとめ
ここでは
- 面接の流れ
- 面接でよく聞かれる質問
- 障害者雇用特有の面接で聞かれること
を解説しました。
障害者雇用の面接で大切なのは、障害に対する配慮をしっかり伝えることです。
それが入社してから、どれだけ安定して働いていけるかにかかっています。
企業研究に関しては、大学の人はキャリアセンターなどに相談したり、障がい者就職エージェントに登録し、援助を受けるといいでしょう。