就労移行支援とは、障害のある方が、就職準備と必要なスキルを手に入れるために通う場所です。
就労移行支援から就職もできるのですが、メリットデメリットはあるのでしょうか?
この記事では、
- 就労移行支援とは
- 就労移行支援を利用して就職することのメリット
- 就労移行支援を利用して週力することのデメリット
について解説します。
就労移行支援とは
就労移行支援とは、障害がある方は一般企業などへの就職を目指すために利用できるサービスです。
就労移行支援は、『一般型』『障害特化型』『専門スキル特化型』の3つがあります。
鐘楼移行支援も様々な施設があるので、見学してから決定したほうがいいでしょう。
一般型
障害や難病がある方は誰でも利用できます。全国にあり、数も多いです。
選択肢は多いので、見学に行ってからどこに通うか決めることをお勧めします。
障害特化型
職種や職域、障害の種類に特化した就労移行支援です。
ITやWEB デザインなどの専門分野の訓練をし、就職して活躍できる人材育成を目指した就労移行支援です。
専門スキル型
職務遂行に必要な知識、技術を身につけます。
専門的なスキルを手に入れられるので、就職の際有利になります。
しかし、専門スキル型を行っている就労移行支援は少ないので、通うことが困難な方もいるでしょう。
費用
生活保護や非課税世帯は利用料金はかかりませんが、夫婦の年収の合計が年収600万円以下の方は9300円、それ以外の方は37200円利用料がかかります。
詳しくは利用したい就労移行支援に尋ねてみてください。
就労移行支援を利用して就職することのメリット
就労移行支援とは、まずは仕事をする生活リズムを整える目的もあり、毎日同じ時間に起きて、事業所に通うと言うところから始めます。
精神障害などの方は、毎日同じ時間に起きて、出かけるということも困難な方がいます。
しかし、そのままではいつまでも就労が難しいので、まずは基本的な生活リズムを掴むところから始まります。
最初は週に2〜3日でも構いません。そのうち週5日通えるようになったら、就業も考えられるようになります。
また就労移行支援では、訓練を通じて自分の得意、不得意がわかります。苦手なところはしっかり訓練し、就労を目指します。パソコンスキルやその他の専門スキルも身につけることができるので、就職の際有利になります。
中には、スクールに通うと30万〜50万円ほどかかる『WEB デザイナー講座』などを受けられる就労移行支援もあるので、通う前にしっかりその就労支援移行所はどうなっているかを確認しましょう。
また、障害者雇用で働く時に、合理的配慮を求めると思うのですが、就労移行支援でスタッフの方と訓練するうちに、自分に必要な配慮がわかってきます。必要な配慮がわかれば、就活の際に合理的配慮として求めることができるので、しっかり長く働くことへ結びつきます。
また、精神的に辛くて人と会うのが難しかった方が、人と会うことの訓練にもなりますので、集団生活やコミュニケーションの経験を積むことができます。
就労移行支援の認知度も高くなり、一般企業への就職率も上がってきています。
長く社会で働いておらず、コミュニケーションが難しい方は、就労移行支援に通うといいでしょう。
就労移行支援を利用して就職することのデメリット
就労移行支援はお金がかかるというイメージを持たれたかもしれませんが、夫婦で年収600万円以上もある方が来るところではないですし、ほとんど無料で利用できます。
障害者枠での就業を目標としているので、一般枠で働こうと思われる方は用意されたメニューが希望するものとは違うかもしれません。
また就労移行支援に通っているときは短時間でも働くことができないので、生活が厳しいと言う方は難しいかもしれません。
そういった方は、障害年金を申請してみることをお勧めします。
障害者手帳を持っていて、主治医に申請書を書いてもらい、手続きをすれば受けられる方もいます。等級によって支給額は違いますが、就労移行支援の費用は賄えます。
まとめ
この記事では、
- 就労移行支援とは
- 就労移行支援を利用して就職することのメリット
- 就労移行支援を利用して週力することのデメリット
について解説しました。
就労移行支援にはデメリットもありますが、メリットも多いです。
長く働いていなくて自分に自信がない方は、利用してみるといいでしょう。