契約社員とはどんな働き方?正社員との違いを解説!

障害者雇用の求人票をみていると、『契約社員』という求人が多いことに気づかれる方もいるでしょう。

「正社員とはどう違うの?」

「ずっと働けないのでは?」

と疑問を持たれる方も多いと思います。

この記事では

  • 契約社員と正社員の違いとは?
  • 契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
  • 契約社員の無期転換とは?正社員と同じ?

について解説していきます。

契約社員と正社員の違いとは?

契約社員と正社員の1番の違いはなんでしょう。

一般的に、契約社員とは雇用期間が決まっている有期雇用です。契約社員の就業期間は最長3年までなので、契約内容によっては、1年、2年など、期間が決まっています。

それ以上期間を伸ばすなら、もう一度契約を結ぶことになります。

一方、正社員は無期雇用で、福利厚生やボーナスの面で契約社員より待遇が良い場合があります。

しかし、契約社員も同じ福利厚生を受けられることが多いです。

給料面も正社員と同じくほとんどの企業で月給制です。契約社員でもボーナスが出るところもありますが、金額に差がある場合もあります。

昇給や昇進に関しては契約社員には昇進などはありません。

しかし、契約社員で最初は言っても、正社員登用制度を設けている企業は多いです。

1年働いて、正社員になっても良いと評価されれば、正社員に登用されます。

そうすると、キャリアアップも可能なので、仕事にもハリが出ますね。

希望する企業が正社員登用の実績があるか、情報を把握しておいた方がいいですが、ハローワークなどではわからないこともあります。

ですので、障害者専門就職エージェントに登録し、あらかじめ企業情報をもらった方がいいでしょう。

エージェントによってサービスが違うので、手厚いサービスが受けられるところに登録しましょう。

社会保険に関しては、契約社員でも正社員でも、一定の条件を満たしていれば加入することができます。

健康保険や厚生年金は、週20時間以上勤務、雇用期間が1年以上見込まれること、賃金の月額が88000円以上であることが条件になってきますが、雇用保険は労働時間を合算して週20時間以上であれば加入することができます。

退職金は、企業の条件によります。しかし、基本的に契約社員には退職金があることは少ないです。

契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?

契約社員と正社員のメリットデメリットはあるのでしょうか。

契約社員のメリットデメリット

契約社員のメリットとしては、希望にあった働き方ができ、仕事の範囲を限定できることにあります。そのため、障害者雇用は最初は契約社員の方が多いのです。

契約社員は契約期間が決まっているので、仕事内容が変わることはほとんどありません。そういった面でも、障害者雇用で働こうと思っている方にはちょうど良いこともあります。

また、障害者雇用の契約社員はそうなのですが、大手企業が法定規則の通り2.3%の障害者雇用を実施しなければならないので、大企業に入るチャンスも多いのです。

契約社員のでデメリットとしては雇用が安定していないところにあります。契約更新をしてもらえないと働き続けることもできません。

短期雇用が前提なので仕事内容はサポート的な業務が多く、スキルアップを目指している人には物足りないかもしれません。

しかし、これも最近では正社員登用をしてスキルアップもキャリアアップの叶う企業もあるので、面接の時に聞いてみるといいでしょう。

正社員のメリットデメリット

正社員のメリットは、仕事の裁量が大きいところです。契約に期限がありませんので、長期のプランのチームにも入れますし、昇給、昇進もあります。

研修や勉強会で自身の知識をアップすることもできます。

正社員は福利厚生が多く、各種手当や資格を取るための支援があるなどメリットはたくさんあります。

デメリットとしては、移動や転勤の可能性があることです。

会社からの辞令は断るのはむずかしく、いきなり転勤ということもあります。

また、新入社員が入ってくると、指導者になることもあり、4月は仕事の負担が増えたりもします。

まとめ

この記事では

  • 契約社員と正社員の違いとは?
  • 契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
  • 契約社員の無期転換とは?正社員と同じ?

について解説していきました。

障害者雇用では契約社員がほとんどですが、大手ほど正社員登用の機会が多いですし、障害者雇用だからと言って区別せず、配慮をした上でやりたい仕事はさせてくれることもあります。

契約社員だからといてがっかりせず、自分のやりたい業種を探してみましょう。

契約社員を正社員登用の実績があるか、仕事のキャリアアップは望めるのか、そういった情報を収集するには障害者専門就職エージェントに登録することをお勧めします。

詳しい情報をもっており、サービスも手厚いところがいいでしょう。

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