障害者雇用は契約社員での採用がほとんどです。
正社員とはどこが違うのか気になるところですね。
契約社員と正社員の違いについて解説していきましょう。
この記事では
- 契約社員と正社員の違いとは?
- 契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
- 契約社員の無期転換とは?正社員と同じ?
について解説していきます。
契約社員と正社員の違いとは?
契約社員と正社員の違いはなんでしょう。
契約社員とは、雇用期間が決まっている有期雇用のことです。契約社員には雇用期間以外の労働条件には定めがありません。
契約雇用の就業期間は最長3年〜5年までなので、それ以降も働く場合は契約更新をすることになります。
その点正社員は無期雇用で、福利厚生や給料といった待遇面が解約社員よりいいこともあります。
しかし、福利厚生については正社員も契約社員も変わらないことも多いです。
給料
契約社員と正社員はほとんどの企業が月給制の場合が多いです。ボーナスや昇進が、契約社員でも正社員と違うところもあります。
ボーナスがあったとしても、正社員のほうが金額が多いことがあります。
昇給・昇進
正社員は金属年数や仕事の結果次第で昇給したり、昇進したりします。
しかし、契約社員にはほとんどありません。
障害者雇用でも、正社員に登用されることがあれば、これらを受ける可能性はあります。
大手の企業では、契約社員になってから正社員に登用されることも多いので、企業研究で調べてみるか就職エージェントに登録して情報をもらいましょう。
社会保険
社会保険は契約社員でも正社員でも一定の条件を満たしていたら加入義務が会社にはあります。
健康保険や厚生年金は週20時間以上勤務しなければなりませんが、雇用保険は週20時間以上あれば加入することができます。
退職金
退職金は正社員でも契約社員でも企業の就業規則や契約条件によって支払いの有無が決まります。
企業によっては払ってくれるところもありますが、契約社員は対象外になることが多いです。
契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
契約社員と正社員もメリットデメリットはあるのでしょうか。
契約社員のメリットデメリット
契約社員のメリットとしては、希望にあった働き方ができ、仕事の範囲を限定できることにあります。そのため、障害者雇用は最初は契約社員の方が多いのです。
契約社員は契約期間が決まっているので、内容が変わることはほとんどありません。そういった面でも、障害者雇用で働くのにちょうどいいのかもしれません。
また、障害者雇用の契約社員はそうなのですが、大手企業が法定規則の通り2.3%の障害者雇用を実施しなければならないので、大企業に入るチャンスも多いのです。
契約社員のでデメリットとしては雇用が安定していないところにあります。契約更新をしてもらえないと働き続けることもできません。
短期雇用が前提なので仕事内容はサポート的な業務が多く、スキルアップを目指している人には物足りないかもしれません。
しかし、これも最近では正社員登用をしてスキルアップもキャリアアップの叶う企業もあるので、面接の時に聞いてみるといいでしょう。
正社員のメリットデメリット
正社員のメリットは、仕事の裁量が大きいところです。契約に期限がありませんので、長期のプランのチームにも入れますし、昇給、昇進もあります。
研修や勉強会で自身の知識をアップすることもできます。
正社員は福利厚生が多く、各種手当や資格を取るための支援があるなどメリットはたくさんあります。
デメリットとしては、移動や転勤の可能性があることです。
会社からの辞令は断るのはむずかしく、いきなり転勤ということもあります。
しかし、障害者ということで、転勤は初めからしなくていいと言われる事も多いです。
また、新入社員が入ってくると、指導者になることもあり、4月は仕事の負担が増えたりもします。
まとめ
この記事では
- 契約社員と正社員の違いとは?
- 契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
- 契約社員の無期転換とは?正社員と同じ?
について解説していきました。
障害者雇用では契約社員がほとんどですが、大手ほど正社員登用の機会が多いですし、障害者雇用だからと言って区別せず、配慮をした上でやりたい仕事はさせてくれることもあります。
契約社員だからといってがっかりせず、自分のやりたい業種を探してみましょう。