面接会場に入る際、扉が閉まっていたらノックをして入ると思うのですが、その回数の正しい数をご存知ですか。
ノックにはきちんとマナーがあるのです。
この記事では、
- 「ノック」のマナー一覧
- 正しいノックの回数とは
- ノック後の入室し着席するまでの流れ
- 面接会場に扉がない場合はどうする?
- 応答がない場合はどうする
について解説していきます。
「ノック」のマナーの一覧
面接会場に入る時にノックをして入ります。
そのまま開ける人はいないでしょう。
しかし、ノックさえすればいいのではありません。
ノックには国際基準の決まりがあります。
それを知った上で面接会場でノックをして入りましょう。
正しいノックの回数とは
正しいノックの回数は、「プロトコールマナー」と言う世界に共通した決まりがあります。
ノックの回数によって場面が違うので、きちんと把握しておきましょう。
ノック2回
ノック2回はトイレの在室確認です。
トイレの個室に人が入っているかを確認するものです。
これを面接会場でするとマナー違反になってしまいます。
ノック3回
これは、親しい人、友人、家族、恋人に対しての在室確認です。
国内の企業はこれを面接会場で許しているところもあります。
周りの人を見て何回がいいか確認しましょう。
ノック4回
ノック4回が公式な場所での入室確認になります。
本来のマナーとしては、ノック4回が正しいのですが、日本では3回がマナーとして成り立っています。
日本の企業は3回でもいいとしているところも多いですが、外資系の会社ではノック4回を必ずするようにしましょう。
ノック後の入室し着席するまでの流れ
面接会場に入る前にノックをしてから入室がはじまりますが、それまでにもマナーがあります。
ノック後は面接官に言われてからドアを開ける
ノックをしてからすぐ入るのではなく、中にいる面接官の言葉を待ってから入室しましょう。
ノックをしたら、「どうぞ」とお声がかかるはずです。
扉は静かに開けて、静かに閉める
入室する時、扉は静かに開けましょう。
そして、入室してからは扉の方を向いて、両手でゆっくり閉めます。
後ろ手で閉めるのは失礼になるので、ちゃんと扉を見て閉めます。
扉の前で、面接官に対して挨拶・一礼する
扉を閉めたら、扉の前で一礼します。
「本日はよろしくお願いします」と言ってから、一礼するといいでしょう。
この時、言葉を言いながらお辞儀するのは失礼で、挨拶を言い終わってから一礼をするのがマナーです。
すぐに座らず、面接官の声を待つ
扉をしめて挨拶をしたら、椅子までいきます。
椅子の横に立ってから、面接官の指示を待ちます。
荷物は置く場所がある時もありますが、その際は面接官から指示があります。
指示がなければ荷物を持ったまま椅子の横に立ちます。
着席する
面接官に「どうぞお座りください」と促されるまで立っているのが礼儀です。
面接官に促されたら「失礼します」と言って着席します。
椅子には深く座らず、背もたれに背中がつかないように座り、背筋をしっかり伸ばしましょう。
座った時、男性は手を軽く握り膝の上におきます。
女性は膝の上で手を重ねるようにします。
面接会場に扉がない場合はどうする?
面接会場に扉がない場合、ノックはできないので、名前を呼ばれたら中にも聞こえるくらいの大きな声で返事をし、入室します。
入室する時も「失礼します」と一礼するのを忘れないようにしましょう。
応答がない場合はどうする?
ノックをしても返答がない場合、もう一度ノックをします。
そして、5秒ほど待ったところで扉を開けましょう。
そして、「失礼します」と一礼すれば、失礼にはなりません。
まとめ
この記事では、
- 「ノック」のマナー一覧
- 正しいノックの回数とは
- ノック後の入室し着席するまでの流れ
- 面接会場に扉がない場合はどうする?
- 応答がない場合はどうする
について解説していきました。
面接は緊張するものです。
ノック一つをとっても礼儀作法があり、戸惑うこともあると思いますが、落ち着いてノックすれば大丈夫です。
面接を乗り越えて、内定を掴みましょう!