障がい者雇用の面接対策は何が必要?徹底解説!

障害者雇用枠で働くことを決めたあなたが悩むのが、「面接ではどんなことを聞かれるんだろう」

ということではないでしょうか。

一般採用枠でも面接はありますが、障害者雇用となるとどんなことを聞かれるのか分からず、不安に思う方も多いです。

この記事では、

  • 面接官が知りたいことはこれだ!
  • 障害者雇用の面接でよくある悪い例
  • 面接をうまく進めるための対策
  • 予測される面接の8の質問例と返答のポイント
  • について解説していきます。

面接官が知りたいことはこれだ!

障害者雇用枠で働くことを希望した場合、どんなことを聞かれるでしょうか。

面接まで進むルートは、障害者雇用就活エージェント、ハローワーク、就労移行支援など色々な道がありますが、どの面接でも聞かれるのは

「合理的配慮がどれくらい必要か、またそれは企業で対応できるとなのか」

というものです。

障害者雇用枠で働くなら、企業側は配慮をしなくてはいけません。

それを『合理的配慮』といいます。

企業は、どんなに高学歴でも、配慮への対応ができなければ採用ができないのです。

どの企業も、この範囲なら配慮ができるというボーダーラインを持っています。

ですので、自分の障害がどの程度のもので、どういった合理的配慮が必要かをわかりやすく伝えましょう。

その際、できないものばかり伝えるのではなく、

「これはできませんが、こういった配慮があれば〇〇ができます」

という風に、プラスの発言をしておくといいでしょう。

障害者雇用の面接でよくある悪い例

障害者雇用の面接で悪い例は、受かりたいがために障害についてきちんと説明しないことです。

障がいを持っていて配慮が必要なのに、マイナスなことは言わず、プラスなことばかり言うと、結局入社してから無理がたたって、長く働くことができません。

受かれば終わりではなく、長く定着して働くことが大切なのです。

障害についてや必要な配慮については話しにくくても、しっかり正しい情報を伝えるべきでしょう。

採用担当者の方に障害と必要な配慮と自分自身を理解してもらういい機会です。

しっかり配慮について話をし、採用された後も長く働けるようにしましょう。

面接をうまく進めるための対策

面接をうまく進めるためにどうしたらいいのでしょう。

それは、採用担当者に短い時間でしっかり障害と配慮について伝えることです。

面接時間は短いです。

その短い時間の中で、採用担当者が一番知りたい配慮や障害について情報を伝えるのです。

しかし、一方的に話して、採用担当者の話を遮るのはダメです。

話を聞きながら、きちんと受け答えはしましょう。

配慮について聞かれる時間はあると思いますが、もし障害や配慮について話が出なかったら、面接の際に最後に必ず

「なにか質問がありますか?」

と聞かれることが多いので、その時に話すこともできます。

就活エージェントを通して面接を受ける際は、エージェントから障害について話が入っていることもあるので、確認しておきましょう。

予測される面接の8の質問例と返答のポイント

面接の10の質問例と返答のポイントをご紹介します。

  1. 自己紹介をしてください
  2. 弊社を選んだ理由をお聞かせください
  3. 自己PRをしてください
  4. 過去の成功体験を教えてください
  5. 障害について教えてください
  6. 仕事をする上でひつような配慮について教えてください
  7. 得意とするスキルや資格はありますか
  8. 最後に質問がありますか?

質問例1:自己紹介をしてください

簡潔のわかりやすく返答しましょう。学歴を織り交ぜて、3分以内で終わるようにします。間違えやすいのですが、自己紹介と自己PRは違います。

簡潔に自分の学歴や基本情報、人柄がわかるように考えておきましょう。

質問例2:弊社を選んだ理由をお聞かせください

はっきりと選んだ理由が明確になる必要があります。

企業研究をしっかり行い、この会社でなければならないというしっかりとした理由を考えましょう。

どこでもできることをいうと、「うちでなくてもいいのでは?」と思われてしまいます。

入社することで自分と企業がどうなるのかがはっきり話せる必要があります。

質問3:自己PRをしてください

自己紹介と間違える人もいますが、これは自己PRです。自分を雇い入れるメリットを伝えます。

返答の冒頭に、いくつあるかいってから話すのがおすすめです。

「私の強みは4つあります。一つ目は・・・」というふうに話すると相手にも伝わりやすいです。

質問例4:過去の成功体験を教えてください

過去の成功体験を具体的に話します。

サークルで成功したこと、ボランティアで活躍したことなどがあればいいです。

成功体験が思い当たらない場合は、自分が活躍したことや、嬉しかった体験などでもいいです。

「ありません」が一番良くないので、何か用意しておきましょう。

質問例5:障害について教えてください

自分の障害については隠さず、しっかり話しましょう。

そこで障がいを軽く言ってしまうと、入社した時に配慮が足りず、定着率が下がります。

質問例6:仕事するうえで必要な配慮について教えてください

これもしっかり話しましょう。

採用担当者は障害について知識もありません。

しっかり必要な配慮を話をしておかないと、入社してから困ります。

質問例7:得意とするスキルや資格はありますか

今回の求人に必要がない資格は言っても仕方ないと思うかもしれませんが、いろんなことにチャレンジしている向上心をアピールできるので、持っているスキルや資格は全て言いましょう。

もしかしたらそのスキルが発揮される部署があるかもしれません。

質問例8:最後に質問はありますか

質問される面接の中で、唯一自分のアピールができるところです。

質問は、調べればわかること、説明したことを繰り返し聞くことは聞かないようにします。

調べればわかることは、企業研究が足りていないということを伝えているようなものです。

まとめ

この記事では、

  • 面接官が知りたいことはこれだ!
  • 障害者雇用の面接でよくある悪い例
  • 面接をうまく進めるための対策
  • 予測される面接の8の質問例と返答のポイント

について解説しました。

面接は誰でも緊張します。

しっかり準備していても、当日うまく話せないことも多いです。

しっかりシュミレーションして面接には挑みましょう。

 

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