就労移行支援とは、障害のある方が、就職に必要な知識や技術を身につける場所です。
就労移行支援から就職もできるのですが、メリットデメリットはあるのでしょうか?
この記事では、
- 就労移行支援とは
- 就労移行支援を利用して就職することのメリット
- 就労移行支援を利用して週力することのデメリット
について解説します。
就労移行支援とは
障害のある方の社会参加をサポートする国の制度で『障害者総合支援』という法律があります。一般企業への就職を目指す障害のある65歳未満の方への就労支援のサービスの一つです。
就労移行支援を利用する対象者は、
65歳未満のかた
一般企業へ就職したいと考えている方
就労移行支援とは、障害がある方は一般企業などへの就職を目指すために利用できるサービスです。
障害者手帳がなくても、医師や自治体の判断により、就職に困難が認められる方はサービスを受けることができます。
生活保護や非課税世帯は利用料金はかかりませんが、年収600万円以下の方は9300円、それ以外の方は37200円利用料がかかります。
就労移行支援を利用して就職することのメリット
就労移行支援とは、まずは仕事をする生活リズムを整える目的もあり、毎日同じ時間に起きて、事業所に通うと言うところから始めます。
最初は週に2〜3日でも構いません。そのうち週5日通えるようになったら、就業も考えられるようになります。
また就労移行支援では、訓練を通じて自分の得意、不得意がわかります。苦手なところはしっかり訓練し、就労を目指します。
また、障害者雇用で働く時に、合理的配慮を求めると思うのですが、ここでしっかり自分に必要な支援がわかれば、面接の時にしっかり伝え、長く働くことができます。
どうすれば自分は長く働くことができるのかを把握して配慮を依頼することはわがままではありません。企業側も必要な配慮をしっかり伝えてもらうことをもとめています。
また、精神的に辛くて人と会うのが難しかった方が、人と会うことの訓練にもなりますので、集団生活やコミュニケーションの経験を積むことができます。
就労移行支援の認知度も高くなり、一般企業への就職率も上がってきています。
長く社会で働いておらず、コミュニケーションが難しい方は、就労移行支援に通うといいでしょう。
支援してくれるスタッフは、管理者、サービス管理責任者、就労支援員、生活支援員、職業支援員などで構成されています。
就労移行支援を利用して就職することのデメリット
就労移行支援はお金がかかるというイメージを持たれたかもしれませんが、年収600万円もある方が来るところではないですし、ほとんど無料か9300円で利用できます。
それでも働いていないのに9300円はきついかもしれませんね。
障害者枠での就業を目標としているので、一般枠で働こうと思われる方は用意されたメニューが希望するものとは違うかもしれません。
また就労移行支援に通っているときは短時間でも働くことができないので、生活が厳しいと言う方は難しいかもしれません。
また、仕事の斡旋はしてくれないので、求人はハローワークや人材紹介を利用しなけれなりません。
そういった面で、就職活動に制限がかかる場合があります。
まとめ
この記事では、
- 就労移行支援とは
- 就労移行支援を利用して就職することのメリット
- 就労移行支援を利用して週力することのデメリット
について解説しました。
就労移行支援にはデメリットもありますが、メリットも多いです。
長く働いていなくて自分に自信がない方は、利用してみるといいでしょう。