【障害者雇用】正社員にはなれない?正社員採用や登用のポイントを解説!

障害者雇用で配慮を受けながら正社員として働きたいという方は多いです。

しかし、求人数が少なくて悩む方もまた多いのです。

この記事では

  •  障害者の正社員雇用の実態
  •  障害者雇用での正社員雇用が少ないのはなぜ
  •  障害者雇用で正社員になるチャンスはある
  •  障害者雇用で正社員になるメリット・デメリットについて解説します。

について解説します。

障害者の正社員雇用の実態

結論から言うと、障害者雇用枠において、契約社員から正社員に登用されるのはかなり難しいです。

障害者雇用に関わらず、2021年9月の時点で正社員は雇用されている人数の6割にとどまっています。

障害者雇用の現状としては、2021年3月には民間企業における障害者の法定雇用率が2.3%に引き上げられました。

そのため、障害者雇用は徐々に増えています。しかし、ほとんどが契約社員であり、正社員での採用は少ないです。

障害者雇用での正社員雇用が少ないのはなぜ

日本全体で正社員が少なくなっていることに加えて、正社員登用が少ないのは、合理的配慮が必要なこともあります。

やはり、合理的配慮もされていますし、作業内容も軽作業にしていることが多いです。

時短勤務に対応したり、フレックスタイム制などに対応してもらえたりすることから、契約社員での採用が多いです。

しかし、諦める必要はありません。

契約社員から正社員登用の道が閉ざされているわけではありません。大手企業で1年しっかり働いたら正社員として雇用するという企業もあります。

正社員に拘っていたら、障害者雇用で仕事を見つけるのは困難です。

初めは契約社員でもいいから正社員登用を目指すという考え方がいいでしょう。

いずれは正社員になれるのか、面接の時に聞いてもいいですし、就職エージェントを利用しているのなら、エージェントを通じて聞いてもらうのもありです。

 障害者雇用で正社員になるチャンスはある

 

それでは、障害者雇用枠で正社員になれる人材はどのような人でしょうか。

症状が安定している人

やはり症状が安定していないと、仕事を休んでしまったり、長く続かない可能性があるので、正社員にするには症状が安定している人が正社員になりやすいです。

そもそも障害者雇用枠の1年定着率は低く、やめてしまう方も多いので、症状が安定している人が選ばれます。

協調性があり、企業の風土に馴染んでいる

仕事は一人でするのではなく、チームとして働きます。

協調性がなかったら仕事はなかなかスムーズに進みませんし、メンバーとして一緒に働きたいと思ってもらえないでしょう。

一定の水準で仕事ができる人

企業は戦力として働いてもらうことを望んでいます。

一定の水準の仕事が続いているということを評価してもらえると、正社員として安心して採用できるという目安になります。

障害者雇用で正社員になるメリット・デメリット

障害者雇用で正社員になるメリットとデメリットを解説します。

メリット

障害者雇用で正社員になる最大のメリットは障害の内容を理解してもらえている状態で働けることです。

障害を隠して働くと、隠していることも辛いですし、配慮もないため長く勤めることができないのです。

また、そのような心理的なメリットに加えて、「給料が上がる(昇給)」「ボーナスがでる」なども多く、金銭的メリットも大きいです。

デメリット

初めから正社員を目指すと求人数が少ないために就職自体が困難です。

また、正社員として働くと、合理的配慮は続けてやってもらえますが、責任ある仕事も増えます。

今までのように働けるとは限りません。

自分の障害をよく理解し、自分はどのような働きかたができるのか、よく考えましょう。

まとめ

この記事では

  •  障害者の正社員雇用の実態
  •  障害者雇用での正社員雇用が少ないのはなぜ
  •  障害者雇用で正社員になるチャンスはある
  •  障害者雇用で正社員になるメリット・デメリットについて解説します。

について解説しました。

障害者雇用で正社員を目指すのは狭き門です。

最初は非正規でも正社員登用があるのか、面接で聞いてみるといいでしょう。

メリットとデメリットをみて、自分はどんな働きかたが向いているのか、自己分析をしっかり行いましょう。

 

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