面接はあなたと面接官との質疑応答によって進められます。
質疑応答の中で、NGワードを言ってしまうと、印象が悪くなり、評価が下がります。
面接官は言葉や行動の細部まで見ており、受け答えの内容や言葉遣いも見ています。
面接はみんな緊張するものですから、スムーズに質問に答えることができない場合もあります。それ自体はそれほど評価に影響しないのですが、NGワードを使用してしまうと、それだけでマイナス評価になってしまいます。
この記事では
- 志望動機のNGワード
- 仕事内容のNGワード
- 逆質問のNGワード
について解説します。
志望動機のNGワード
面接ではいろいろなことを質問されますが、志望動機は必ず聞かれます。
面接対策をしている人なら「きた!」と思うでしょうが、志望動機にはNGワードもあるのです。
例えば、「理念に共感しました」などはみんな使うので、個性がなく、なにかマニュアルを見てきたなと思って印象が良くありません。
もちろん理念に共感するのは大切なことなのですが、他の人より秀でるには、もっと個性のある志望動機が求められます。
次に、「社会のためになる仕事がしたい」という言葉もありきたりでNGです。
そもそも世間にある会社は、どれも社会のために仕事をしていて、その企業だけではありません。そのため、熱意が伝わりません。他の企業と違いが分からないので、他の企業の面接でも使いまわしているなと思われる可能性があります。
「大きな仕事がしたい」というのは一見仕事への意欲が見えるのでいいように思うのですが、これはNGワードなのです。
具体的なこともなく、一体何がしたいのかもわからず、説得力もありません。「大きな仕事」と言っても、実際の内容がないなら、将来のビジョンが見えず、成長意欲が低いと判断されます。
「成長させてもらえると思った」というのもNGです。企業に成長を頼るのは頼りなく、自分自身で成長するという意欲がありません。
これらのNGワードを使用することなく、志望動機を作っていかなければなりません。
仕事内容のNGワード
面接では、仕事内容に対する質問もされます。きちんと企業研究をしていなければ答えられない質問です。
しかし、「〇〇の仕事はしたくありません」などと特定の仕事に対してやりたくないなどというのは、わがままな印象を与えるので、完全にNGです。
こういうときは、やりたくないことをいうのではなく、やりたいことを伝えるといいです。企業研究で知った仕事内容で、やりたいことを伝えると、意欲があると思ってもらえる可能性が高いです。
もししたい仕事がなくても、「希望する職種はありません」などというのはNGです。
ではなんのためにこの会社を希望したのか、なんの職種でもいいならうちでなくてもいいのではないかと思われ、印象が良くありませんし、採用につながりません。
また、転勤がある企業で「転勤はしたくありません」というのもNGです。
転勤はキャリアアップのために重要で、転勤を拒否すると人材の育成計画が狂ってしまいます。
転勤をしたくないなら、初めから転勤のない企業に応募しましょう。
逆質問のNGワード
面接は、面接官から質問されて答えるのが一般的ですが、逆に質問はありませんか?と聞かれることがあります。これを逆質問と言います。これにもNGワードがあります。
「どのような事業展開をしていますか?」などの質問は、NGです。ホームページでわかり得る情報は企業研究を行って、自分で情報を収集しておくべきです。この様な質問をすると、企業研究もしていないのかと思われてしまいます。
企業研究は、面接を受ける前に必ず行い、事業展開についても把握しておきましょう。
また、給料や福利厚生について聞くのもNGワードです。
確かに気になるところではありますが、仕事を給料や福利厚生だけで選んでいるのかと思われてしまいます。
逆質問では、やる気をアピールしなければなりません、
例えば、しっかり企業理念を把握しておいて、「〇〇という企業理念に共感しました。理念の実現のために取り組んでいることを教えてください」などと聞くといいです。
しっかりこの会社を志望していて、前向きに把握しようとしているのがわかり、好印象を持たれます。
まとめ
この記事では
- 志望動機のNGワード
- 仕事内容のNGワード
- 逆質問のNGワード
について解説しました。
面接ではしっかり企業研究をして、その企業のことを把握した上で質問に答えましょう。