障害者雇用で、書類選考に落ち続ける方がいます。
その理由はなんでしょうか。原因と解決方法を考えてみましょう。
この記事では
- 書類選考が通らない原因
- 書類選考が通るようになる解決方法
について解説します。
書類選考が通らない原因
書類選考が通らない理由は大きく分けると3つあります。
条件に合わない
一番多い理由が条件に合わないことです。
求人の条件をしっかり確認せずに応募すると、条件が合わないと当然選考から外れてしまいます。
たとえばシフト勤務なのに、時間指定や休む日を決めて応募しても、シフト勤務には条件があいませんよね。
合理的配慮としてシフト勤務が無理というなら、配慮して欲しいところに書いてみてもいいのですが、叶うかどうかはわかりません。
求人票をしっかり読んで、自分は条件に当てはまっているか、確認してから応募しましょう。
履歴書の書き方が悪い
障害の内容があまり書かれておらず、企業側が把握できなかったり、会いたいと思ってもらえない履歴書だと、書類選考は通りません。
自分の障害の特徴や配慮してほしいことをしっかり書かないと、企業側はあなたの障害がどういうものなのか理解が出来ません。
企業としても、この人の障害は受け入れることが可能なのか、どういう配慮が必要なのかわからないと、書類の時点で落とすしかありません。
対応できない障害だと、面接を行っても無駄になってしまいます。
今までのキャリアや持っている資格なども重視しますが、障害者雇用は障害配慮についても重要なのです。
書き方のコツとしては
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継続して治療が必要な疾患なのか
仕事をする上で必要な道具や配慮があるのか(拡大鏡の要不要や車椅子用のトイレが必要かなど)
通勤時間帯を指定しないといけないのか
就業時間を短くする必要があるのか
などの事項を相手に伝わりやすいようにわかりやすく書くことが大切です。
障害者配慮を希望するのはわがままではありませんし、障害者雇用に応募するのですから、配慮がいるからといって落ちることはありません。
相手の企業は知りたいと思っているので、正直に書きましょう。
応募書類自体に問題がある
折れ曲がった書類だったり、封筒の大きさが小さいなど、書類自体に問題があることがあります。
自分が受け取った時のことを想像しましょう。折れ曲がっていたら、受け取る側としては嫌ですよね。
履歴書など送るときはクリアファイルに入れて封筒に入れる様にするといいでしょう。
書類選考が通るようになる解決方法
書類選考を通らないと、面接で自分のことを知ってもらうことができません。
まずは書類選考に受からなければなりませんね。
書類選考を突破するための解決策の解説をします。
応募条件に合わせる
応募条件を合わせる方法は、その企業が過去にどのような障害の人を採用しているのかを調べてみるといいでしょう。
これは、エージェントに登録して情報をもらったほうがいいです。登録して、担当のアドバイザーに聞いてみるといいでしょう。
採用を積極的に行っている企業は、ホームページに実績として掲載している場合もあります。
企業研究は就活において欠かせませんので、ホームページをみてみるといいでしょう。
応募書類の改善
応募書類は手書きでなくても構いませんが、使い回しは絶対やめましょう。
志望動機などは企業ごとに内容が変わってくるはずです。
企業研究を行って、企業に合った書類を提出することが大切ですね。
また、シワがよっていたり、汚れていたりする履歴書を送ると見てももらえない可能性があります。
書類は丁寧に扱い、折り曲げなくてもいいように、書類サイズに合った封筒に入れましょう。
まとめ
この記事では
- 書類選考が通らない原因
- 書類選考が通るようになる解決方法
について解説しましました。
障害者雇用の書類について一番大事なポイントは、自らの障害への理解度です。
自分の障害について、また、その障害に必要な配慮を相手に伝わるように書きましょう。